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お手軽に出来る小顔の美容法として「舌回し体操(運動)」もしくは「ベロ回し体操(運動)」というものがあります。

以前、下膨れの記事で簡単に紹介はしたのですが、今回はもっと踏み込んで舌回し体操の小顔効果や影響、逆効果についても紹介していきたいと思います。

また、小顔だけでなく同時に得られる若返りなどのメリットのある効果についても触れて書いていこうと思っていますので、参考にしていただければ幸いです。

実際に舌回し体操を試してみたレポートもありますので、その効果が本当にあるのかどうかもお楽しみにしてくださいませ。

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舌回し体操とは?

ご存知の方も多いかと思いますが初めて聞く方もいらっしゃると思いますし、おさらいの意味も含め改めて説明していこうと思います。

もともと舌回し体操は歯科大学の教授が考案した簡単な美容法で、色々なメディアで取り上げられてからその注目度が高まってきていました。

具体的な方法はそこまで難しく説明することも無いのですが、簡単に言えば口の中で唇と前歯の間で円を描くイメージで歯をなぞる様に舌を回すだけです。

おおよそ2~3秒かけて上下の歯茎の端から端までを往復して、右回り・左回りで10回1セットで行いますが、あくまで自分に無理のない回数で行う事が重要です。

舌回し体操を雑に行うと、効果も薄いですし歯に舌が擦れて痛みを感じてしまうこともありますので、その点は注意してゆっくりと行うのが良いです。

舌回し体操を行うタイミングとしては食後が望ましいとされていて、1日3食あるので3セット行う事を意識してやると良いでしょう。

人前では抵抗がありますが、舌出し体操と呼ばれる口を開けて唇をなぞる様に舌を回す方法もあります。

本当にそれだけなのでお手軽過ぎてしまうのですが、コスパ抜群なのに様々な効果が見込まれているのです。

参考までに動画も紹介しておきますが、これを見るだけでも簡単に出来るのがわかりますね。

結構目立つので人前で大っぴらにエクササイズするのは恥ずかしいと思いますが、マスクを着ければ気にならないレベルだと思われます。

お手軽だからこそ効果の方が気になる所だと思いますので、舌回しをする事で得られるであろう効果を小顔に関係する事を中心にしてお伝えします。

舌回し体操の効果

効果は非常に様々なのですが、まずは代表的な効果からお伝えしていきたいと思います。

まずは何と言っても顔周りの筋肉、表情筋を鍛えられるという効果がありますが、筋肉が鍛えられる事で顔のたるみや二重アゴの解消にも繋がります。

それでは下回し体操で鍛えられる表情筋を紹介していきますので参考にしてみてください。

図を見てもらえればわかると思いますが、これだけの様々な表情筋が口の周りには密集しています。

舌回し体操をした時にこれらの筋肉の場所を意識してみると、実際に使われている筋肉の感覚が実感できるはずです。

例えば、歯茎を舌でなぞるだけではどこの筋肉にも負荷がかかっていない様な気がしますが、頬に舌を押し付ける様な動きを加えると唇を閉じようとする為にオトガイ筋を鍛える事になります。

ここに全てを羅列すると途方も無い数になってしまうのですが、一説には70箇所の筋肉を鍛える事もできるそうです。

筋肉を動かす事で血行も良くなり、目の下のクマを薄くしてくれる効果が見込めると言えるでしょう。

表情筋を鍛えられる事で、シワ、たるみ、エラ張り、ほうれい線などにも効果があり、ブルドッグ顔や下膨れの改善にも有用と言えます。

筆者も20代の時に比べてほうれい線が気になってきていたので、小顔だけではなくシワ関係にも効果があるのはとても嬉しいところです。

唾液腺の活発化

舌回し体操を行う事で、筋肉を動かす以外にも3つの唾液腺を刺激して活発にする効果があります。

その3つの唾液腺というのは「耳下腺・顎下腺・舌下腺」と呼ばれる部分で、実際に舌回し体操をしてもらえればわかると思いますが口の中に唾液が出てくるのが感じられると思います。

唾液が出る事には様々な有用な効果があるとされていて、まず唾液量が増えると虫歯、ドライマウス、口臭を抑える事にも繋がります。

唾液中にはパロチンなどの成長ホルモン(若返りホルモンとも呼ばれる)が含まれていて、それが体内に取り込まれる事で全身の新陳代謝が高まってシミやくすみ、しわ、むくみを解消してくれるともされるそうです。

シミやくすみなどの解消に触れましたが、関連性があるリンパの流れについても効果があります、

リンパの流れの改善

筋肉や唾液腺を活発させる舌回し体操ですが、舌を動かす事で顔周りのリンパの流れを良くする事にも繋がります。

顔にあるリンパの流れを促す事で、シミ、くすみ、むくみを改善させて、成長ホルモンの効果もあいまって相乗効果も期待できます。

顔周りの引き締め効果や顔色が良くなる効果があると考えれば、健康だけでなく美容にとっても良い働きをしていると言えるでしょう。

ダイエット効果

唾液の分泌量が増えるとダイエット効果が上がります。唾液にはアミラーゼと呼ばれる消化酵素が入っているそうですが、これが炭水化物などのデンプンを消化するのに助ける作用します。

消化吸収がしやすい状態になれば、無理なく食べ物が体内に入る事で結果として痩せやすくなります。

自律神経のバランスを整える

舌回し体操をする事で気持ちを落ち着かせるリラックス効果があると言われています。筆者も多動なところがあり貧乏ゆすりや何かと動いてストレスを発散しようとしたことが有ります。

舌回し体操は口の中で出来るストレス発散なので、自律神経のバランスを整えて歯ぎしりが原因のエラ張りにも効果があるとされています。

頭痛や肩こりの改善

舌回し体操は何か物を噛む時に使う咀嚼力を鍛える事にも繋がります。咀嚼力が鍛えられれば、噛み合わせの調整にも繋がって筋肉の歪みが改善され、噛み合わせに起因する頭痛や肩こりを改善してくれるのです。

頭痛や肩こりが意外な原因から発症しているのを耳にした方もいると思いますが、日常生活で食事は習慣として行う事なので、口内環境の改善が結果として原因不明だった頭痛や肩こりを改善してくれた例もあるそうです。

いびきの改善

舌の筋肉が弱まってしまうと舌根が下に落ちてきてしまうと言われています。そうすると呼吸に使う気道が塞がりがちになってしまうそうです。

睡眠時無呼吸症候群と呼ばれる、寝ている間に呼吸が10秒以上止まって最悪死に至る可能性がある病気が存在しますが、舌の筋肉が衰えると原因の一つとも考えられています。

舌が下方に落ちずに正常な位置をキープできれば、いびきや睡眠時無呼吸症候群の緩和にも繋がるので、舌の筋肉は非常に重要です。

頭の回転、記憶力の向上

舌を回す事で脳を使う事にも関係してきます。体の一部を意識して動かす事は脳の活性化にも役立っており、筆者の親族が養老院にいるのですが、認知症の緩和として手のひらを広げて握ったり、舌回し体操を取り入れているとおっしゃっていました。

滑舌が良くなる

ろれつが回らないと当然滑舌も悪くなりますし、声をしっかり伝える力にも影響してきます。そこで舌回し体操を行う事で、舌の動きを滑らかにして滑舌を良くする事ができます。

筆者も経験した事がありますが滑舌が悪くて「え?何言ってるかわからない」と何度も聞かれてコミュニケーション能力の低迷に拍車をかけました。

他にも有用な効果はまだまだあるのですが、日常生活や美容に直結している効果となるとこの辺りではないでしょうか?

いくら有用な効果が多いとはいっても、やり過ぎは厳禁です。舌が痛くなったり、後頭部が痛くなる人もいるそうです。

自分にとって無理だと感じなければ回数は増やしても構わないと思いますが、歯で舌を傷つけてしまったりすると大変ですからね。

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実際にやってみた。

お手軽な美容法として認知度が上がっている舌回し体操ですが、せっかくなので自分でもやってみる事にしました。

色々ブログや紹介記事をみる限り、一万回もやった方なんかもいらっしゃったのですが今回は基本に忠実を第一として1ヶ月間、食後に1セットを3食なので1日3セットで行いました。

写真をつけて効果の対比にしようと思ったのですが、見苦しい顔なので文章だけでお伝えしていこうと思います。

初日

とりあえずは初日なので、丁寧に歯茎を舌でなぞってゆっくりと時間をかけて舌回し体操をしてみました。

解説動画を見てやった感じですけど、やっぱり早くやろうとすると歯に当たって擦れて痛みが出ますね。

全然関係ないですが、ハンドスピナーという玩具を初めて触った感覚に似ていて、コツを掴めばずっと回してられそうなイメージではあります。

寝る前に鏡を見ましたが、特に変化はないです。初日なので当然といえば当然ですが。

2日目〜7日目

何をするにしても一週間はものの目安として丁度良いと思ったので一週間単位でのレポートでお伝えしていきます。

流石に舌回し体操には慣れて来たので、歯に当たる事もなく軽快にグルグルと回せるようになって来ました。

意識していた訳ではないのですが、食後以外にも気がつくと舌回しをしている事があったので、もしかすると脳に刷り込まれて来ているのかもしれません。

外食をした時に舌回し体操をするのが結構キツイです(笑)舌回し体操を知っている友人となら良いのですが、一人でやってるとかなり変な人に見られていると思います。

若干ですが、顔周りがスッキリしてきた気がするのと、舌が回るので滑舌が良くなった気がしました。

8日〜14日目

この頃になると習慣になっていて、食後は意識しなくても舌回し体操をするようになりました。無意識にやってしまう頻度も増えて来たので癖になっている気がします。

流石に人前ではやりませんが、自宅でネットサーフィンしている時などは舌回しをついついしてしまっていました。

日頃からチューイングガムを噛むのが好きだったのですが、おかげでチューイングガムを滅多に買わなくなった程です。

少なくともこの二週間はノーガム生活でした。

生活の変化としては職場に泊まった日に同僚にイビキをかいてたかを質問したところ、一切かいてなかったと言われましたが、1日だけだったので何とも言えないかもしれません。

顔の変化としては顔のほうれい線が若干ですが薄くなってきたかなと。プラシーボで無いことを信じたいと思います。

15日~21日目

かなり顔周りの調子がいい気がします。エラ張りも小さくなってきた様な気がしますし、寝起きでも滑舌がしっかりしていたのを記憶してます。

というのも寝てる時に電話がかかってきて通話すると、今までは何を言ってるかわからないとロレツの回らなさを指摘されたのですが、普通に会話できていたからです。

食後の3セットだけでは物足りない気がしたので、一セットの回数を50回にあげました。特に苦でもなかったので、自然と増えた様なイメージです。

デスクワークで忙しかったのですが、肩こりを意識した事がなかったので、効果が出ているのかもしれませんね。

22日〜31日目

最後だったので一気に月の最終日までのレポートです。1ヶ月の実践ではありましたが、意外とあっという間だった印象でした。

初日こそ1ヶ月やり切るのを不安に思っていましたが、慣れてくると日常生活に染み込んできたので継続しやすかったかなと。

結論から言ってしまえば、1ヶ月ではそこまで目に見えた効果はなかったかもしれません。

体調面で調子が良かったり、頭痛がしなかったり、胃腸の調子が良かったりと感じたことはありますが、それが全て舌回し体操のお陰でだったとも断定できないので。

ただ、全く関係が無かったとも言い切れないので、これからも継続していこうと思います。

唾液の分泌量が非常に増えたのは実感できたので、無駄に水分をとったりチューイングガムを買わなくなったのは舌回し体操のおかげだと思われます。

ただ開始前に比べれば小顔になった様な気がしますし、口周りの柔軟性が上がった感覚もあるので実践する人が多いのもうなずけました。

筋肉を鍛えるのは大変で腹筋を1ヶ月で割ることはかなり難しいと思いますが、この舌回し体操も1ヶ月というスパンではなくて、もっと長く続ければ明確な効果が実感できると思います。

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総括

お手軽な上に様々な有用な効果が見込まれる舌回し体操でしたが、体操自体が簡単過ぎてそこまで伝える要素が少なかったかもしれません。

それだけシンプルで実践しやすいのは非常にコスパが大きいのですが、書き手としては中々に骨が折れる内容でした。

正直、毎食後に舌をくるくる回すと小顔になれますよ。と書くだけで良かったのかもしれませんが、様々な効能があったので具体的にお伝えさせてもらった次第です。

実際に筆者が1ヶ月やってみて苦に感じなかったですし、何か特別な器具がいるわけでも無いので、読者の方々もライフスタイルに舌回し体操を落とし込んでみてはいかがでしょうか?

現に筆者は現在も食後に舌回し体操を継続しているので、一年後あたりに具体的な検証結果をお伝えできればと思っております。

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