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エラ張りを調べていく上で双璧を成すワードが「下膨れ」ですが、そもそも下膨れとはなんなのでしょうか?

管理人が下膨れと聞いて頭の中に浮かぶのは、顔の顎から頬っぺたにかけて丸々としている輪郭でした。

膨れるというワードだけならエラ張りの顔とも近いものがあると思いますが、具体的に調べていくうちにそもそも別の状態だという事がわかりました。

今回はこの下膨れとエラ張りの違いや、それによって小顔の天敵となり得るのか?そして解消法や対処法をお伝えしていければと思います。

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下膨れとは?

まずは下膨れの顔とは実際に何なのかを知って行きましょう。管理人も実際はアバウトな知識でしかなかったので、具体的にこれが下膨れだという例を踏まえて確認していきたいと思います。

とても可愛らしい赤ちゃんですが、この輪郭は下膨れの一番わかりやすい特徴だと言えます。

そうなんです。大抵の人は赤ちゃんの頃は下膨れの顔として生まれ、年齢と共にその輪郭が変化していく事で別の輪郭に変わります。

後で記述しますが、顔が下膨れになる原因の一つに筋肉の低下がありますが、生まれたての赤ちゃんは顔の筋肉量は少ないので、こういった顔つきになるのではないかと推測されます。

ただ下膨れの顔というのは必ずしもマイナスの印象を他人に与える訳ではなく、癒し、あどけなさ、幼さを含んだ顔立ちなのでチャームポイントの一つとしても考えられます。

もちろん人によっては顔の輪郭や形がコンプレックスだと感じる人もいるでしょうし、自分が望む顔の形というものは十人十色で構わないのです。

大人の下膨れ

赤ちゃんの顔に下膨れが多い事がわかりましたが、大人の顔の下膨れというのは実際にはどういうものでしょうか?

こちらの写真をご覧ください。

多摩美術大学美術学部統合デザイン学科教授でグラフィックデザイナーの佐野研二郎氏ですが、彼の顔は下膨れ系の顔だと言えるかもしれません。

顔の下部分が丸みを帯びている事で、全体的な顔の輪郭が、ひょうたんの様なシルエットになっているのが見て取れるかと思います。

佐野研二郎氏の場合は短髪のヘアスタイルと顔立ちや顎髭と合わさり男らしさが出て良い方向に作用している例では無いでしょうか?

男性の顔はがっしりした輪郭や無骨な輪郭が多いですし、そこまで印象に無かったかもしれませんね。

それでは女性の顔に当てはめて見ていきましょう。

とても美人な土屋太鳳さんですが、こちらの顔も下膨れだと言われているのを見かけます。

だからと言って悪い印象はありませんし、可愛らしくて魅力的ですよね。

それに以前検証させて頂いた時に全頭高22cm台だったので顔のサイズはとても小さい事がわかります。

天使の様な可愛さの有村架純さんも下膨れに該当すると言えます。以前検証した記事で顔の大きさやエラについての考察もしましたが、顔の下部分のシルエットが一致していますよね。

もちろん大多数のファンがいる有村架純さんですし、その可愛らしい顔立ちはとても人気です。

下膨れの定義

そもそも下膨れというのは医学的な正式名称でも無く、一般的な表現の一つでしかありません。

ですが共通の認識として、各種の美容系クリニックでも単語としては通用しているというのが現状ですね。

その事から色々な情報を精査していく上で、下膨れというのは顔の目から下に位置する部分(頬、顎、輪郭)が膨張して見えている状態をぼんやりとした表現で表しているものだと定義できます。

局所的なエラ張りと違ってもっと総合的な状態を指している表現なので、下膨れを解消したいという場合はいくつかの要因に対処していく必要がありそうですね。

では下膨れの顔立ちになってしまう具体的な原因をお伝えしていきます。

下膨れの原因

下膨れについての概要はお伝えできたかと思いますが、下膨れの顔立ちというのはどの様な原因から起こり得てしまうのでしょうか?

それは大きく分けると四つの原因から成り立っていて、その一つ一つは意外な事にとてもシンプルな要素なのです。

それでは簡単にその四つの下膨れの原因を解き明かしていきましょう。

  • 骨格
    これはエラ張りの原因と同じである意味で先天的な原因になってしまいますが、頬骨や顎周りの骨格が大きければ当然下膨れのシルエットになってしまいます。
    但し顔全体の骨格が大きい場合ではその限りでは無く、あくまで顔の目から下の骨格が大きくて広い場合に起きる要素でしょう。

 

  • 顔周りの皮下脂肪
    誰しも顔には大小の脂肪はついていますが、頬から顎にかけての皮下脂肪が下膨れの顔立ちを作る原因になっています。
    例え骨格がとてもシャープで小さい形状だったとしても、その周りに多量の脂肪がついていれば顔の膨らみは大きくなってしまうのは自明の理ですよね。

 

  • リンパや血液の停滞
    これは体全体に言える事ではありますが、当然顔にもリンパや血流が存在しているので下膨れの原因だと考えられます。
    具体的に言えば血液やリンパの流れが悪くなってしまう事で顔がむくんでしまい、そのむくみの影響が結果として顔が膨れている様に見えるのです。

 

  • 筋肉の低下と強張り
    前にお伝えした歯ぎしりとエラ張りの関係性の記事でも書きましたが、顔の筋肉が顔の大きさにもたらしている影響は多々あります。
    エラ張りに関係している筋肉で「咬筋」があり、下膨れにも当然関係しているのです。それに加えて下膨れに関係する筋肉に「広頚筋」という表情筋があります。
    これらが硬く強張ってしまったり、筋肉量が低下してしまう事で下膨れの原因になると考えられるのです。

大きく分けてこの四つが下膨れの主な原因になりますが、実際に自分に当てはめてみると下膨れを気にされる方ならば当てはまる項目があったのではないでしょうか?

逆に言ってしまえば、これらの原因をどれか一つでも解消できれば下膨れを解消することができるかもしれませんね。

咬筋については以前の記事で「ものを咬む時に使う筋肉」だとお伝えしましたが、広頚筋という筋肉は一体何なのかを調べたので参考にしてください。

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広頚筋とは?

それではまずは広頚筋の具体的な位置や役割を知っていきましょう。

 

図の赤い部分が広頚筋になりますが、かなりの広範囲ですよね。顔周りだけの筋肉かと思っていましたが、鎖骨の下の方にまで筋繊維が伸びているのがわかります。

実際に広頚筋にはどの様な役割があるのか調べたところ、顔の表情に対して意外な役割をになっている事がわかりました。

文字で説明するよりもわかりやすいと思うのでこちらの写真をご覧ください。

とても可愛らしい天使の困り顔の島崎遥香さんですが、この口の部分に注目してください。

口がへの字になっている様に見えますよね。これは口角を下げて表情を作っているのですが、この首の表面の筋膜を緊張させて口角を下げる動きこそが広頚筋が表情に与える役割になります。

実際に首に両手を当てて口角を下げてみていただければ、広頚筋が動いているのがとてもわかりやすいですよね。(唇を「イ」の形にしても動きます)

管理人も広頚筋を意識して使った記憶はないので、こんな部分で働いている筋肉だった事がこの記事を書いている段階でわかりました。

口角を下げるだけの筋肉だと考えると大した事が無いように感じてしまいますが、実際に広頚筋が衰えるとどうなるのかを説明していきます。

広頚筋が衰えると?

では広頚筋が衰えた場合に起き得る顔の変化ですが、一番わかりやすいのがブルドッグ顔です。

強面だけどどこか憎めない個性があるブルドッグですが、一番の特徴とも言えるのが顔のたるんでいる部分ですよね。

この様な顔のたるみが出来てしまっている状態をブルドッグ顔と表現しています。

人間の場合だとこの様な具合で、頬から顎の下にかけてたるみが出来て段になってしまっています。

よく使われている言葉で表現するならば「二重アゴ」ですね。広頚筋が衰えてしまう事が原因になると言われ、下膨れ顔に繋がります。

広頚筋が衰える原因については以下のものが挙げられます。

  • 悪い姿勢で長時間過ごす
    机に向かっている状態で多い姿勢ですが、前かがみになっていたりずっと顎を引いた姿勢でいると広頚筋の衰えの原因になるそうです。
    デスクワーク以外でも身近なところではスマートフォンを操作している時にとりがちな姿勢ですよね。
    仕事中でもプライベートでも移動時間でもスマートフォンが手放せない現代の日本人にとって、広頚筋の衰えは加速しているのかもしれません。

 

  • 感情の起伏が少ない
    筋肉の衰えと感情がリンクしていると言われると関連性が無さそうな気がしますが、実際は感情と筋肉はリンクしているんです。
    口角を下げる役割があると前記しましたが、感情の起伏が少なければ表情筋を動かす機会が少なく無表情になりがちになってしまいます。
    そうすると広頚筋のみならず表情筋全般が衰える原因になると言えるでしょう。
    あまり人と関わらない仕事をしていたり、事務的な作業をずっと行っていると広頚筋の衰えに繋がりやすいそうです。

 

日常生活の中で広頚筋を使うならば、長時間とっている姿勢を改善する事を意識して、喜怒哀楽の存在するライフスタイルを目指す事が良いでしょう。

とはいっても喜怒哀楽が毎日の生活で頻繁に起きるのも疲れてしまいますよね。そもそも現代社会では人と人とのコミュニケーションが希薄でもあります。

そんな方にはお手軽に出来る広頚筋を鍛える方法をご紹介します。

広頚筋キス体操

体操といっても座っていても出来るレベルなので、少しでも時間が出来たら実践してみると良いでしょう。

簡単な手順になりますが、

  1. 上半身の姿勢を正して背筋を伸ばします。
  2. 天井を見るイメージで自分の真上を見上げます。
  3. 真上を見上げた状態をキープしつつ唇をキスをする様な形にします。
  4. その状態で息を10秒間程度吹き続けます。
  5. 息継ぎを加えて最初に戻ります。

 

これを一日の朝昼晩で3セット程やると表情筋である広頚筋やオトガイ筋を鍛える事が出来ます。慣れてきたら回数を増やしたり、やる時間を増やしても良いかもしれませんね。

広頚筋を鍛える方法はお伝えできましたが、もっと総合的に下膨れを改善する方法をお伝えしていきたいと思います。

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下膨れの改善法

色々な要素が織り混ざって構成されているのが下膨れですが、広頚筋を鍛える以外で下膨れに対して効果が見込めそうな物を調べました。

医療行為やそれに近い方法での改善法もありましたが、身近な部分で実践していけるお手軽な方法をお伝えします。

割り箸小顔体操

まず最初にご紹介したいのが割り箸を使った小顔体操です。

 

この動画で紹介されていますが、簡単にお伝えしていきます。

  1. 割り箸を歯で挟んで口角を上にあげる体操
    体操の名前どおりなのですが、前歯で横にした割り箸を挟みながら口角を上げ下げします。
  2. 舌のストレッチ
    横にした割り箸を前歯と舌の先で挟んだ状態で口を開け閉めします。
  3. ベロ出し体操
    割り箸を縦にして鼻先につけた状態で、舌を使って鼻先から割り箸を押して離します。
    これを10回程やると効果があるそうです。

 

割り箸一膳で出来る簡単な体操なので、お手軽に実践できますね。

これは広頚筋を意識した体操で、キス体操と併用して行うと良いかもしれません。それでは次に頬のたるみをとるマッサージをご紹介します。

たるみ解消マッサージ

こちらのマッサージは広頚筋よりも上の部分で、頬の部分に作用するマッサージになります。

それではこちらも簡単に解説していきます。

  1. 口を開けた状態で4本の指で頬を触ると縦に入った窪みを確認します。
  2. その部分に4本指を押し込み、耳側に向かって小刻みに振動させます。
  3. これを左右の頬で30秒ずつ行います。

 

こちらもとても簡単に出来る下膨れの解放法の一つなのでぜひ参考にしてみてください。

そして最後にもっと簡単に出来る顔のむくみを解消するフェイシャルエクササイズがあるのでご紹介します。

簡単フェイシャルエクササイズ

道具も必要無いですし、非常に簡単です。癖づけてしまっても良いかもしれませんね。

やり方は簡単で、口の中で舌をクルクルと円を描く様に回していくだけです。

左右10回ずつ繰り返して、口を開けた状態でやるのも良いみたいですね。

総括

調査結果としては下膨れは小顔にとっては天敵になると言えるかもしれません。

というのも確かに土屋太鳳さんの様に全頭高が短くて小顔の方もいらっしゃいますが、過度な下膨れになってしまうと小顔の基準から外れてしまうからです。

いくら縦のサイズが小さくても、横のサイズが大きくなってしまうとアスペクト比としてもバランスが崩れてしまいますよね。

ポジティブに考えれば、全頭高が短い方や普通な方で過度な下膨れになっている方なら下膨れを改善すれば小顔になり得ると言えます。

腹筋をシックスパックにしたり胸筋や腕の筋肉をムキムキにするのは難しいですが、表情筋に関して考えれば上記でご紹介したマッサージや体操をする事でお手軽にケアが可能です。

下膨れは一概にデメリットとは言えませんし、むしろ個性でありチャームポイントにもなり得ます。

ですがそれを改善する事で自分に自信が持てるのならば、この記事で取り上げた事を踏まえた上で実践してみてはいかがでしょうか?

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